【2018年7月発行 笑福だより】人を教える、導く仕事は 高い人間性が大切
- toyonobunkyokai
- 2018年7月14日
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昨年がんを患い、治療を続けている修養科の教友のフェイスブックにうれしい報告がありました。長年、先生をしていた彼が、フリースクールの教壇に上がるまで回復されたのです。いまも治療の副作用で体はつらくふらふらとするそうですが、教壇に上がるとシャンとして大きな声が出たことには自分でも驚いたそうです。「やっぱり僕は教えることが好きなんだなあ」と書いてありました。なんだか心に沁みこむ言葉です。
人を教える、導く仕事というのはすごいと思います。知識や勤勉さもさることながら、影響を与えることに向き合える人間性が大切なのでしょう。先日、野球の大谷翔平選手が高校一年の時に立てた目標を見る機会がありました。マンダラートというシートを使って目標を達成していくのですが、彼が掲げた目標は「ドラ1 8球団」、そのためにやることは「体づくり」「メンタル」「スピード160キロ」…と挙げているのですが、中に「人間性」というのも含まれているのです。高校生がスポーツ選手に必要なものとして「人間性」を挙げること自体が、高い人間性を物語っています。
がんと闘いながらフリースクールの教壇に立つ教友にエールを送りたいと思います。
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