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【2018年2月発行 笑福だより】明治時代になってから普及した鍋料理 寒いからこそ皆で囲む鍋の温かさはひときわです

  • toyonobunkyokai
  • 2018年2月17日
  • 読了時間: 1分

 今年の冬は近年まれにみる寒さと雪で、お困りの方も多いと思います。またインフルエンザは二種が同時に流行し、ひと冬で二度罹ることも。スーパーに行けば白菜がひとつ六〇〇円もの値が付き、温かい鍋も野菜は心なしか少ないような。どういうことなのでしょう、今年の冬は。

 鍋料理が普及したのは明治時代になってからといわれます。水炊きや寄せ鍋といった魚と野菜が中心かと思いきや、牛肉がもてはやされました。文明開化の明治において「牛肉食わぬは開けぬ奴」といって、競って牛肉を食べたそうです。その味わい方はステーキやシチュー……ではなく、味噌や醤油を合わせたたれで焼く、今でいうすき焼きです。こんな風にしてすき焼きは生まれ、今では日本を代表する料理のひとつとして、海外でも知られていますね。

 ところで家族で食卓を囲むシーンは明治時代の終わりごろから。それまではひとりずつ「膳」で食事をとっていたといいます。寒いからこそ皆で囲む鍋の温かさはひときわです。そう思えば寒い日もまた一興。庭に目をやれば、梅のつぼみが大きくなり始めています。雪の向こうに春がそこまで来ています。


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