年末です
- toyonobunkyokai
- 2016年12月28日
- 読了時間: 2分
暖かいかと思えば、急に寒くなります。
師走ですから寒くて当たり前ですが、暖かい日が続くと寒さが厳しいような気がします。
体調を崩されないよう、お気を付けください。
さて、12月21日は教会の大掃除でした。
たくさんの人にご協力いただき、神殿や外回りをきれいにしていただきました。
広さがあるので家族だけで掃除をするのは困難です。皆さんに協力していただいて、きれいにすることができました。やはり教会は皆さんあって成り立つもの。ありがたいことです。
先日、浄土宗の方とお話しする機会がありました。
浄土宗は平安時代末期に生まれた法然上人が広められた教えです。
それまでの仏教は貴族階級のもので、信仰も上流階級だけのものだったのです。そうなると、救われるのも上流階級の人だけ。ちょっと偏りを感じますね。しかし法然上人はこの教えを一般民衆にまで広めたのです。教えの根幹にあるのは、「南無阿弥陀仏」を唱えること。ちなみに南無阿弥陀仏とは御仏の御名です。何度も御名を口に出して唱えることで仏の救済をうけることができ、日々を平安に、浄土に生まれ変わることができるというものです。特別な学問も階級もありません。庶民に開かれたから、教えは広がったのですね。
この教えは当時としては新しく、抵抗する人々から多くの迫害を受けました。今でこそ大きな勢力を持つ浄土宗ですが、決して楽な道ではなかったのです。
どうでしょう。改めて浄土宗を知ると、その教えが天理教と通じるところがあると思いませんか。
天理教も庶民の中から生まれた教えであり、「南無天理王命」と唱えること、立教当初は迫害を受けたこと。ただ教えに違いがあるのは、天理教には「人を救けてわが身たすかる」という理念があることでしょうか。浄土宗の教えを少し先に進めた考えが教祖の教えにあると思います。
浄土宗について深く知っていないので浅はかかもしれませんが、教えの根幹となる思いは近いのかもしれません。宗教は人の幸せを願うもの。そのアプローチに違いはあっても、いずれも素晴らしい教えであると思います。また、それを信じる人の心が大切でしょう。
西洋の宗教はどうなのでしょう。
いろんな宗教、考えを学んでみようと思います。
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